なんのために人は生きているのだろう。何が僕は得意なのだろう。

吉田沙保里選手と幸運の女神 ー リオオリンピックの結果について ー

既にご存知のように、リオオリンピックの女子レスリングフリースタイル53キロ級決勝戦で日本の吉田沙保里選手はアメリカのヘレン・マロウリス選手に3−1で敗れ金メダルを逃し、銀メダルに終わりました。伊調馨選手に続いての大会4連覇はなりませんでした。

今回のリオオリンピックでは選手団の団長を務めて、オリンピックへの意気込みは並々ならぬものがあったと思います。しかしながら幸運の女神は今回は吉田沙保里選手には微笑ませんでした。四柱推命で彼女の命式を見てもまさにそんな感じなのです。

ということで、今回は吉田沙保里選手の命式を見ていきたいと思います。

 

吉田沙保里選手の命式

◯ 辛 己 壬
◯ 酉 酉 戌
     (辛)

大運:

09-18 戊申
19-28 丁未
29-38 丙午

年運:丙申 月運:丙申

命式を作ってみると、生まれた時間が不明ではありますが彼女の活躍などから見るにおそらくこの命式は従旺格ではないかと推察されます。

ただし年干に壬がありますから、真格ではなく仮格になると思われます。実際、吉田選手の今回の結果は仮従旺格としてみると非常に納得のいくものであって、裏を返せばそれは半ば運命のようなものだったと言えるかもしれません。

もちろん今回のリオオリンピックに臨むに当たり、それこそ血の滲むような努力をしてコンディションを整えてきたでしょうから、それを運命というのは酷かもしれません。

しかしながら世界のトップレベルともなると、最後の優劣を分けるのはやはり「運」ということになるのではないでしょうか。

僕は吉田沙保里選手の命式を見ながら、今回は特にそれを感じました。

 

吉田沙保里選手と幸運の女神

上でも書いたように吉田選手の命式を「仮従旺格」としてみてみましょう。

日主辛は金となりますので、喜神は土、金、忌神は破格させる火行になります。

命式を見ると日支、月支は金行で、日主にはプラスに作用します。月干の己は土で喜の五行ですが、十干の高度な関係で見るとあまりいい相性ではありません。とりあえずはプラスとしてみますが波乱要素もある、ということを覚えておいてください。

年干の壬は水行で上の喜忌の説明では特にどちらか説明はしませんでしたが、従旺格では食傷(この命式では水行)で洩らすのはさほど悪くないと言われています。ですが吉田沙保里選手の命式に限って言えばNGです。この後で説明しますが、決勝戦で敗れてしまったのもひょっとすると、この壬水があったせいかもしれません。

大運を見てみると、9歳から18歳の戊申運を構成するのは土と金なのでとりあえず吉運です。とりあえず、と断ったのは先ほどの十干の高度な関係で見ると必ずしも良くないので、苦労も多かったのではないかと思います。Wikipediaを見てもこの時期の活躍はそれほど多くありません。

 

大運 丁未運

19歳から28歳までが丁未運になります。丁は火行、未は土行です。

上の説明では火行は忌神ですが、実際はこの大運から吉田沙保里選手の大躍進が始まっています。

おかしいじゃないかという人もいるかもしれませんが、実はこの丁火は命式中の壬水に対して干合という作用を起こして壬水の力を無力化する働きをします。

干合の結果、丁火自体も働きをしなくなります。するとどうなるかというと、この命式は壬水があったために「仮従旺格」でしたが、この大運に限っては仮が取れて「従旺格」になったのです。例えて言うならリミッターが外れて出力全開になったのです。その後の活躍はいうまでもありません。

 

大運 丙午運

そして29歳から丙午の大運に入りました。

丙は五行でいうと火、午も火です。つまり凶の大運です。従旺格における破格運でもあります。

大運は10年ごとの運気をみるものですが、細かく見ていくと年運というのがあります。

年運はその年の干支がそれに当たります。今年の干支は丙申です。丙は火で凶運です。

更に細かく見ていくと、月運というのがあります。

これも年運と同様で、その月の干支を表します。今月は丙申月です。

つまり吉田沙保里選手の命式には凶運の嵐が吹き荒れてしまったのです。

しかしながら、凶の中にも救いもあります。

丙申年、丙申月の申は金です。喜神です。なのでなんとか決勝戦には行けたのだと思います。

もちろんこれまでの努力の積み重ねが貯金になっていた、ということもあると思います。

 

吉田沙保里選手の今後

今後の吉田沙保里選手はどうなるのでしょうか。

勝率で言えば、今でもずば抜けています。金メダルを逃したと言っても世界2位です。現役を続けても全然問題はなく、この調子を維持できれば次回の東京オリンピックでも有力候補の一人として名を連ねることができることができるかもしれません。

しかしながら運気が味方していません。

4年後も依然として丙午の大運の中です。歳を重ねるに従って、今と同じくらいの実力をキープし続けるのも今以上に厳しくなってくるかもしれません。

現役を続けられるまで続ける、というのも美学ですが、この辺りで終止符を打つのも一つの考え方です。

ともあれ、今後の彼女の動向には要注目ですね。