なんのために人は生きているのだろう。何が僕は得意なのだろう。

子平推命 透派の四柱推命

20代の終わり頃、本格的に四柱推命の勉強を始めた。その最初の頃に出会ったのが、透派の四柱推命だった。ニフティサーブの占いフォーラムで命式の強弱をとる秘伝がある、ということで話題になっていた。

その後、占いの専門書店があるということで、H書房などに入り浸る。そのときに入手したのもまた透派の専門書だった。

だがそのときの本は値段の割には得られる情報が少ない、というか一貫した体系を知るのに十分ではなかった。結果、次から次へと情報を求めて本を買いあさる日々が続いた。それこそお金が湯水のように消えた。更にあとから、この流派は四柱推命、というジャンルにおいてかなり異端に属することを知った。他の多くの流派が五行を中心に組み立てていたのに対し、透派は十干推命を中心に据え、他干との関係を見るのに独自の視点が必要であったからである。

またこれは透派に限らないが、命式の強弱や格局を定めたあとにそのあとどうすればいいのか全くといっていいほどわからなかった。占例に事欠かない西洋占星術などとは違って、東洋占の実践例は少なかったし、あっても流派が違うと解釈が違ったりしてあまり参考にならなかった。特に異端である透派においてはそれが顕著だった。やはり師につかなければ習得は難しいのかとほとんど挫折しかけた。自分で経験を積めば補えるのかもしれないが、その経験を裏打ちしてくれるものがないのはやはり不安だった。もとより、僕はあまり実践はしない専ら知識を得る方が専門の人間でもあったし。

この本は当時を思うとびっくりするくらいいろんな情報が詰まっている良書である。この本に書かれている1章分の内容を知るだけのために一体いくらのお金をつぎ込んだことだろう。そう考えると今は占いを勉強する人にとってはいい時代だと思う。もちろん他にもいろいろやることはあるのだけれど。